いえいえ、JASRACさんからはご丁寧に感謝状まで'02年にいただいており、こちらこそ恐縮しています。
長期にわたって契約を結ばない無許諾店は、確信犯という要素も強く、直接の管理者である私共が強く指導する必要があります。ただ、これから音楽を使い始めるお店へ、皆さんが許諾契約の申込を働き掛けて下さることが、管理の円滑化に大きく寄与しているわけです。
機器の契約書に許諾契約申込書を複写式で綴じ込んだ「一体型契約申込書」も一昨年から業界導入しています。
一体型の導入は画期的でしたね。今では新規契約の約30%で使われるようになっています。
経費もかかる新しい契約書形態の導入を自主的に、それも業界挙げて実施される徹底ぶりには、感謝の念と共に驚きを覚えました。
組んだからには 少しずつでも 前向きに。これがうちの協会に今でも根付く毛塚イズムなんですね、たぶん。
なるほど。しかしJASRACにとっては本当に有り難いことです。
占有率の関係で我々協会員の行なうことが業界スタンダードになるのは良いことです。ただ、会員に先陣の苦労があることは忘れずにいてほしいですね。
市場には非会員業者も存在します。中には、許諾契約の話しを持ち出して「JKA加盟の業者から機器の提供を受けるとJASRACの料金を支払わされるが、うちなら大丈夫」なんて営業をする会社もあります。結果として、お店に迷惑が掛かるのに、わかっていない。
協定以降の協力関係にあって、JKA加盟の業者さんが、いかにご尽力いただいているか、管理に福音をもたらしてくれているか、JASRACは十分理解しています。仮にそのような言動を発する非会員業者がいれば、JKA加盟の業者さんとは異なる対処を取らせていただきます。それが協定上、私共が負っている責務でもあるわけですから。
ところで、JKAさんは設立記念日の10月17日を「カラオケ文化の日」として毎年活動していらっしゃいますね。
これまでは「歌える場を拡げようキャンペーン」と題して、カラオケ機器を寄贈してきました。寄贈先は、高齢者介護施設、特殊学校、社会就労センター、中学校などですが、累計の寄贈数は1,000箇所にのぼります。最近では、文部科学省が小学校を中心に設置を目指す「子どもの居場所づくり」のアイテムの一つとして役立てていただこうと希望校を募りました。
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