• 全国カラオケ事業者協会の会員に対するアンケート結果より、カラオケオペレーターの市場規模を推計した。アンケート結果の地域別の売上平均値にオペレーター総数を乗じた結果、2011年度のカラオケオペレーターにおける売上総額は約１,８７０億円となった。
  2010年度の売上総額は１,８８１億円で、対前年比は-0.6％と今年度は微減程度にとどまった。

• カラオケ機器ユーザーへの導入形態を賃貸借取引と販売に分けてみると、その比率は賃貸借取引：販売＝7：3の割合であり、昨年とほぼ同じ割合になっている（その他は直営カラオケボックスによる売上げなど）。
• 賃貸借取引の場合、その７割（874億円）は通信カラオケの機器賃貸料（本体+周辺機器）。一方、販売の場合はハード（本体+周辺機器）の比率は約53％で、販売先へのソフト（情報サービス料）が約44%となっている。

③出荷先市場の規模　（図表1-4-4）

• オペレーターの市場として「酒場市場」「ボックス市場」「旅館・ホテルを含めたその他の市場」があるが、それらへの売上金額比率をアンケート結果から地域別に推計し、全国集計を行ったところ、全体で以下のような結果となった。

• オペレーターが現在管理しているハードの台数を上記と同様にアンケート結果を元に推計してみた。これによると2011年3月時点の協会加盟オペレーター管理下で稼動している業務用カラオケハードは約29万台と推定される。