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始めに、佐久間会長が新年の挨拶を述べたあと「当会は昨年10月17日に設立30周年を迎えました。30年の歩みを辿ってみると、協会と言うよりも業界の礎を築いてきた先人達の偉業を改めて思い返すことが出来ました。30年前は、レーザーディスクなどパッケージメディアから通信カラオケと言うノンパッケージメディアへと大きく流通が転換する渦中です。カラオケを生み育ててきた事業者の自負からでしょう、新時代の流通秩序を全国協議機関と言う立場で打ち立てました。音楽著作物の管理についても管理団体と協議して、いち早く業務協定として業務協定を結び適法利用率を90%台にまで高めています。また、それまで不透明だった数値による産業規模の把握を可能にし、業界の対外的信用度を高めた「カラオケ白書」の編纂。「カラオケ文化の日」事業などの社会貢献活動や「歌ってラッキーキャンペーン」などの市場活性化事業、「カラオケエンジニア検定」や「スキルアップ講習」などの会員育成事業、審議会事業や各支部が主役で実施する支部活動など、数えあげればキリがないほど業界を前に進める活動が行われてきました。そしてこの度、設立30周年の記念事業としてカラオケを広く世界に発信する「JAPAN=KARAOKE」とネット上の業界秩序構築を目指したWebサイト「カラナビ.net」をスタートしました。いずれも始まったばかりですが、これまでの事業同様、継続且つ充実させながらインバウンド観光の促進や業界の秩序構築に繋げて参りたく考えています」と年頭の挨拶。
続いて来賓を代表して、経済産業省 商務・サービスグループ 文化創造産業課 腰田 将也 課長補佐様から「今年5月に京都で『MUSIC AWARDS JAPAN』が初開催されます。カラオケも含め音楽の素晴らしさを讃えあうイベントになるものと思います。また、4月13日にはいよいよ大阪関西万博が開幕されます。『いのち輝く未来社会のデザイン』をテーマに大阪夢島を未来社会の実験場として様々な催しが実施される予定となっております。万博へは諸外国から多くの来場者が見込まれています。訪日外国人の方々へも、貴協会が推進される『JAPAN=KARAOKE』により、日本ならではのカラオケを体験できる機会が増えることを期待しております。経済産業省としましても成功に向けて全力で取り組んでおり、皆様と共にこの一大国際イベントを盛り上げていくべく一層のご協力を賜ればと思います」との言葉を頂きました。

続いて、文化庁 著作権課 著作物流通推進室 内村 太一 室長補佐様から「昨年この場で能登半島地震のお見舞いを申し上げたことを記憶しております。その後、貴協会では『令和6年能登半島地震復興支援プロジェクト(カラオケで応援しよう~今こそ日本の歌力(うたぢから)~)』を実施されて、カラオケを通じた復興支援義援金を石川県に届けられました。被災地へは全国からの励ましと支援が必要不可欠だと思います。このような貴協会の取り組みに敬意を表すると共に、日頃より著作権管理にご尽力いただいてることに感謝の意を申し上げたいと思います」との言葉を頂きました。
各ご来賓の紹介の後、一般社団法人日本音楽著作権協会 増田 裕一常務理事 様による乾杯の発声で2025年の交流会は懇親の宴へと移りました。会場では、市場動向や新しい年に際しての展望など、活気に満ちた意見交換が行なわれました。中締めは、中山 政幸副会長による土佐三本締めで今年一年の飛躍を願いました。
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